2014年5月25日日曜日

DQ3のモンスターのデータを分析してみた 〜その1 HP分析〜

今日はFCソフトとは別の分析をしてみようと思いましたので、FC繋がりで分析しやすいデータということでDQ3のモンスターのデータでも分析してみることにしました。
分析しやすい理由は以下です。
  • そこそこの数がある
  • 扱いやすいデータ(名前とHPなど)
  • 業務知識がある(DQ3なら何言われてもそこそこ分かる)
今回のデータはこちらからいただきました。
#ちなみにデータをとった後で気づいたんですが、サイト中に『アレフガルドモンスターデータ及びボスモンスターデータは推測値』、と書いてありました。
# そのため、DQ3に詳しい人はワタクシと同じように『うん? こうだっけ?』的な感覚を覚えるかもしれませんが今回はゆるしてください。

HPに関する基本統計量は以下の感じでした。
最小:0
平均値:117.3
中央値:69
最大:1000

ちなみにHP0がいるのは、正体が全モンスターである可能性がある『あやしいかげ』のHPがデータ上0になっているからです。
平均値 - 中央値 > 50 とかになることから飛び抜けてHPが高いモンスター(ボス)がいることがなんとなく予測(というかもうわかってるけど)されます。
ではおなじみヒストグラムにしてみます。(みました)



ヤハリ上のほうにポチポチ外れ値っぽいのがあるみたいですね。
外れてるモンスターは
  • バラモス(800) 
  • バラモスゾンビ (750)
  • ゾーマ HP(1000)
  • ゾーマ(闇)(=1000)
という感じのようです。
外れ値があると分布が分かりにくいので750で切って再度見てみます。

HP750未満のモンスターのHPの基本統計量
最小:0
平均値:94.27
中央値:60.5
最大:500

平均値 - 中央値 が 35弱に縮まりました。飛び抜け系を排除していくとこの差がどんどん縮まると思いますがRPG的にはそれはあまり意味がないでしょう。

次ヒストグラム。
横幅に余裕ができたのでbin幅を10(HP10区切り)にしました。

bin幅を小さくすると、今度はHP250以上のモンスターが外れ値のように見えてきます。
HP250以上のモンスターとそのHP&ボスフラグ(中ボス扱いかどうかを勝手に判定しました)
  • 爆弾岩(500)
  • ボストロール(320 中ボス)
  • クラーゴン(280)
  • 大魔人(350)
  • ドラゴンゾンビ(300)
  • カンダタ2(350 中ボス)
  • やまたのおろち(300 中ボス)
  • キングヒドラ(450 中ボス)
  • バラモスブロス(450 中ボス)
やまたのおろちとかボストロールのHPが中ボスにしては低いのはかの有名な自動回復があるからですね。
DQ3・自動回復について(【DQ123】ドラゴンクエスト1・2・3 まとめwiki さん)
で、外れ値はおいておいてこのグラフみてみるとなんかポアソン分布みたいな形してますね。
-> ちょっとフィッティングさせてみたくなってきました。

…このへんまでやったところで、以下のような課題が見えてきました。
  • データに推測が含まれる点
  • 自動回復の扱い(HPのデータの比較が難しくなる-> SFC版のデータでも使うか)
そのため今回の分析はこの辺にしてデータの取り直しから検討してみることにします。

ちなみにグラフ化などにつかっている自分で翻訳を手伝った本。

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